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私はこの本のタイトルに惹かれて、ほぼ衝動買いをしてしまいました。
よく「英語で考えなさい」とか言われますが、一体どういうことなのか?
「英語で考える」習慣のない人間にとっては、全く未知の世界です。
この本を読めば、「英語で考える」とはどういうことなのかが分かります。
そして、一人でもできるトレーニングの方法が載っています。
最初は、絵(舞台は日本ではありません)を見ながら、それを説明する練習をします。
いきなり、文章を作るのは無理なので、単語レベルから始めるのです。
絵をじっくりと見て、自分が説明しやすい人物や状況を見つけます。
フォーカスした部分の主語・述語・目的語などを、英語で考えるのです。
単語レベルなので、比較的楽勝だと思います。
このとき、決して日本語を介さないこと、これだけが条件です。
主語・述語・目的語の英単語が思い浮かんだら、今度はそれをつなげて
英文を作るのです。
英語の語順で考えているから、そのまま文章を作るのも簡単です。
1つの絵に対して、3〜4、あるいはそれ以上の説明文を作っていきましょう。
最初は、日本語を思い浮かべてしまうかもしれませんが
クイズやゲーム感覚でやった方が、英単語がすんなり出てくるかもしれません。
次の章では、少し長めの英語の物語を読みます。
中学レベルの英単語ばかりで書かれた、非常に簡単な文章なので
読んでいても苦にはなりません。
その文章を、また英語で説明するようにします。
絵の説明と同様に、主語・述語・目的語の英単語を思い浮かべ
英文を作っていくのです。
私はこの本のトレーニング方法が気に入りました。
今でも、英語を話すときは、日本語を介さないようにしています。
この本でトレーニングをやったおかげだと思っています。
また、本にはCDもついています。
前述の英語の物語(1分程度・全31話)の音声が入っているのです。
リスニング力が今ひとつという方、やさしい教材を使って
何回も英語を聴くことをおすすめします。
全てがアメリカのことに関する話なので、自然とアメリカ文化が分かってきます。
日本語で書かれたアメリカのエッセイを読むよりもずっとためになると思います。
英語で考える力をつけるトレーニングブック 公式サイト:
英語で考える力をつけるトレーニングブック (CD book)
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