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英文和訳を続けている間は、残念ながら本当の英語力は身につきません。
スピードを全く要さないこと、たとえば「英語の文章を読むだけ」であれば
英文和訳をしていても、さほど力不足を感じることはないかもしれません。
しかし、「英語を話したい」、「字幕なしで映画を見たい」ということであれば
英文和訳をやっていると、どんどん置いていかれます。
今、映画を観ているとしましょう。
仮にAさんBさんという2人が会話しているシーンだったとします。
Aさんが話したことを和訳しているうちにBさんがセリフを言い
それを聞き逃してしまい、結局誰が何を言っているのか全然分からない
ということになるのです。
それを防ぐには、英語を英語のまま理解する必要があります。
英文和訳をやってはいけないのです。
とはいえ、長い間の習慣である英文和訳はそう簡単にはやめられません。
私もかなり苦労しました。
ついつい和訳してしまうことがしょっちゅうでした。
英絶第3ステップで、同じ文章を繰り返し読むようになって
ようやく英文和訳をしなくなりました。
毎日のように同じ文章を読んでいたら、和訳しなくても理解できるようになるからです。
もっと簡単に「英文和訳をやめる方法」はないものでしょうか?
そんなとき出合ったのが「映画の英語がわかる本」という単行本です。
1年で映画が字幕なしで観られるようになるトレーニング方法が書かれています。
この本の中で、「(英文を)1枚の絵にする」ということを言っています。
英文和訳をするのではなくて、英文を塊りごとにイメージ化するのです。
例を挙げてみましょう。
A little girl is playing with her brother in the park.
この文章をいくつかの塊りに区切ってみます。
A little girl / is playing with her brother / in the park.
この区切りごとに絵を積み重ねていってみましょう。
A little girl : 小さい女の子をイメージ
is playing with her brother : お兄ちゃんと遊んでいるイメージ
in the park.: 公園のイメージ
これで、頭の中に
「女の子がいて」「お兄ちゃんと遊んでいる」「公園の中で」
こんなイメージができると思います。
ちょっと変な日本語になってしまいましたが、イメージを作る上では
全く支障はないはずです。
こんな感じで英文をイメージ化すると、英文和訳クセはなくなると思います。
私は英絶を終えてから、この本に出合いました。
もっと早く読んでいたら・・・と思います。
興味のある方はぜひ読んでみてください。
500円で、超お買い得の本です。
最後になりましたが、英文をイメージ化できるようになると
イメージを英文にすることもできるようになります。
すなわち、日本語を介さなくても、言いたいことを英語で考えることができるのです。
頭の中にダイレクトで英文が浮かぶようになれば
こんな嬉しいことはないですよね。
おすすめの本:
斎藤 兼司 (著) 映画の英語がわかる本
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