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どのように勉強したら、英語は身につくのか。
答えが1つだけではないゆえ、難しい問題です。
ちょっと本屋に足を運べば、英語学習用の本がずらっと並び
インターネットで検索すれば、いろんなサイトが出てきて
「私はコレで、英語をモノにしました」というような話が書いてあります。
しかも、言っていることはみな違うので、どれを信用していいか
分からなくなることが多々あります。
みなさん、本当のことを書いているでしょうから、信用というのも変な話ですが。
自分にはどのやり方が合うのかは、実際に試してみないと分からないというのが
本当のところではないでしょうか。
英語が得意で、自分なりの勉強方法(アプローチの仕方)を持っている人は
問題ないと思います。
今のやり方で、突き進みましょう。
英語は苦手だし、どうやって勉強すればいいのか全然分からないという方。
どこからどうやって手をつけていいのか分からなくて、
参考書やら教材やらたくさん買ったものの、全然手をつけていないなんてことが
あるかと思います。
苦手のものを克服するのは、とても大変です。
得意な教科をモノにしたことをちょっと思い出して下さい。
私は高校に入学してから、英語が苦手科目になってしまいました。
中間・期末テストの直前になると、よく教科書の丸暗記をしたものです。
しかし、丸暗記ではどうにもならない問題が多かったので、点数は惨憺たるものでした。
大学では数学を学びました。
英語も好き嫌いが激しいと思いますが、数学も好き嫌いの激しい教科だと言えます。
数学嫌いの人は、教科書に書かれた公式をよく暗記しますね。
公式を暗記したからといって、数学の問題が解けるかというと「?」です。
解けないことの方が多いのではないでしょうか。
私は、数学の公式を暗記することはほとんどありませんでした。
なぜなら、たいていの公式は、導き出せるからです。
たとえば、1から100までの和を求めるとしましょう。
教科書には、
A=n(n+1)/2
と、公式が書いてあると思います。
数学が苦手な人は、この公式に数値を当てはめて、計算結果を出します。
n=100
A=100(100+1)/2
=100*101/2
=5050
公式に当てはめて、簡単に計算結果が出ました。
もし、2から100までの計算だったら?
もし、1からN−1までの計算だったら?
もし、1から100まで、奇数だけ足す演算だったら?
公式だけ丸暗記していると、ほんのちょっと目先が変わっただけでも
解けなくなるのはよくある話です。
では、公式を使わないとどうなるのか?
A=1 +2 +3 +・・・+99 +100
+A=100+99 +98 +・・・+2 +1
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2A=101+101+101+・・・+101+101
(101が全部で100個ある)
∴A=100*101/2
=5050
と、上記の公式を使わずに簡単に計算ができました。
結果もまったく同じになります。
(当たり前ですが)
公式を暗記なんてしなくても、数学の問題は解けるのです。
これを英語の世界に当てはめると、どうでしょうか?
学校では、「まず英文法を覚えましょう」とばかりに
詰め込み式で授業をします。
(これで私は英語嫌いになりました)
英語の基本的な文型を暗記して、英文を訳したりしたものです。
ほんのちょっと単語が変わるだけでも、意味がさっぱり分からなくなるなんてことは
しょっちゅうでした。
数学とは真逆のやり方をしていたので、全然分からないし面白くない。
でも、学校を卒業してから、考え方を変えるようにしました。
好きな数学と同じようにやればいいんだ。
英文法や単語を丸暗記しなくてもいいんだ。
そう思ってから、英語が本当に楽しくなりました。
英語を勉強して壁にぶち当たってしまったとき、こんな感じで
やり方を変えてみてはいかがでしょうか?
得意なものへのアプローチ方法を取り入れるのです。
私の場合、「暗記しなくてもいい」ということに気が付いたことが大きな収穫です。
きっと、壁を乗り越えられると思います。
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