|
第1ステップでだいぶ英語が聴き取れるようになったなぁと思っても
実際にディクテーションをしてみると、「あれ?」と思うことがあります。
聴き取れたはずの英語がノートに書き写せないのです。
ノートに書き始めようとした瞬間に、聴き取った英語が頭の中から
きれいさっぱり消えていたことは何度もありました。
英絶にあるとおり、ひとつの文章を聴き終えてからノートに書くなんてことは
私には絶対に無理だと思いました。
聴き取った英語を記憶・保持(リテンション)する必要があるのです。
が、母国語でもない言葉を、たとえ数秒であっても保持することが
どんなに大変なことか考えてみてください。
私にはできません。
そんな訳で、私はひとつの文を聴いてからノートに書くというやり方は
やめることにしました。
2〜3単語ずつでいいから、ノートに書くという方法にしたのです。
もちろん、先に書き取った文章を見ながら聴くということはしていません。
そのやり方で、CD2枚分の書き取りを行いました。
本のとおりにできないのは悔しいのですが、それであきらめるようなことは
したくなかったので、少しだけアレンジしました。
頑張れば、1時間程度のCDは4〜5日で書き取りができます。
でも、思うようにペンが進まずいらいらすることもあるかもしれません。
どうしても英語らしいスペルが書けなかったら、カタカナで書いてもいいと思います。
後でスクリプトなどを見れば、正しいスペルが分かります。
それに、カタカナ表記であっても、後で音読するときのヒントになるからです。
たとえば、ある英文が「アイライキッヒー」と聴こえたとします。
そんな言葉も知らないし、スペルも全然思い浮かばない。
そのままノートに「アイライキッヒー」と書けばいいのです。
スクリプトを見て、"I like it here."と書いてあったら、
そのようにノートを訂正すればいいです。
そして、音読するときは、「アイ ライク イッ ヒア」ではなくて
「アイライキッヒー」と発音すれば、かなり英語らしいリズムで読めることが
分かると思います。
カタカナでもいいから、ノートに書き写すやり方にすれば
途中で投げ出すこともなくなるのではないでしょうか。
CD1枚分の書き取りを終えたら、ものすごく疲労するとは思いますが
やるのとやらないのでは大きな差が出るので、ぜひとも挑戦してみてください。
|
|